3カ月を超える船旅もあと1日を残すことに。
乗船時は永遠にに続くんじゃないかと思ったが、サンプリンセスとお別れと思うと、、、
ねぇーいつまで黄昏てるの❓
荷物ぜんぜん詰めてないでしょ💢
奥さんの優しい声で現実に戻された私は引っ越し作業にかかった。
船に乗っていた期間は三カ月だが、南の島から氷河のアラスカまで行ったので、オールシーズンの服装とパーティドレスなどのフォーマルウェアに伴うパンプスやジュエリーなどと、たいして友達もいないのに、今回の船旅を世間に言いまくったお陰で大量のお土産を合わせると、宅急便屋さん指定で一番大きなサイズの段ボールを6箱と、人が入れそうなスーツケースを、下船前日の夜までに廊下に出さないといけないので、奥さんが怒るのも無理はない。
サンプリンセスのポーターは荷物を大事に扱ってくれないので自衛策として、
始めの三箱は写真を撮る前に素早く持って行かれた。
廊下に並べた段ボールには生まれ変わっても画伯にはなれそうにない似顔絵と
『私を大事にしてね❤️』
と書いたが、奥さんは
これ❗️大丈夫❓
この顔だと被害に遭いそうだけど❓
私は黙々と帰り支度をした。
6Fリージェンシーダイニングは最終日とあって混雑していたが船内でもサービスの良さが1〜2を争うウェイターがいる区画に必ず行く。
他の乗客でも何人かは気付いてやはり同じ区画だ。
沢山のウェイターは片言の日本語を話すがサービスは話にならない。
しかし私が気に入っている二人のウェイターは日本語を一切喋らない替わりにプロの対応をする。
押し付けず、しかし一歩先を行くサービスは気持ちが良い。
今晩で最後だがあなた達のサービスを私達は忘れません。
ありがとう